大建工業(大阪市北区)は5月27日、「日南町『木材総合カスケード利用』事業化検討プロジェクト」の事業化案件として、日南町森林組合(鳥取県日南町)、オロチ(同)、越井木材工業(大阪市住之江区)と合弁設立した「日南大建株式会社」の事業開始に係る支援協定を、鳥取県及び日南町と締結した。同日、鳥取県知事公邸で協定書の調印式を開催した。
日南大建は事業開始に向けて、LVL(単板積層材)用単板に防腐・防蟻薬剤を注入するための加工設備を備えた工場を日南町に新設する。同工場で加工された単板を用いて、オロチが防腐・防蟻LVLを製造する計画。将来的には不燃LVLや不燃木材に関する設備の導入も検討する。
新工場は建屋面積が約700m2。オロチのLVL製造工場の敷地に隣接して建設する。年内に着工し、2020年春の竣工、同年10月頃の操業開始を計画する。
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