パナソニック ライフソリューションズ社は、自動応答機能を搭載したマンションHAシステム Iシリーズ「clouge(クラウジュ)」を10月21日に発売する。
これまで小規模アパートやファミリー向けの分譲住宅に提供してきた普及価格帯のDシリーズに、今回新たに高級層向けとしてIシリーズを追加した。今後市場の拡大が見込まれるマンションのリニューアル物件への採用も見込み、2019年度は1万6000台、2021年度には8万台の販売を目指す。
最大の特徴は、居住者が応対する前に自動アナウンスが流れて相手の名前や用件を聞きだすことができるオートコンシェルジュ機能(自動応答機能)の搭載。応対したい客や用件を選んで通話することができる。また、この機能により居住者の性別等の情報も応対したくない相手には知られずに済み、インターホン対応のストレスが低減できるとする。このほかにも、7型モニターを採用し画面の見やすさや操作性が向上した。掲示板機能も持たせ管理会社からの情報も受け取れる。
将来的には同社が販売するAiSEGと連携させ、家電や宅配ボックスなど様々な機器のコントロールやエネルギーマネジメントを行えるようにし、マンション内のIoT化を進める。
戸建住宅用には6月13日に、「あんしん応答」機能を搭載し、応答する前に来訪者がわかるテレビドアホン(VL-SZ35KF)が発売される。
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