ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は中期計画に基づき、桧家住宅やパパまるハウスの販売エリア拡大を進め、東海や北陸エリアなど他県進出を加速する。2019年3月時点で、FCを含み全国に176展示場を展開。2019年は新たに11カ所に展示場を展開する計画をしている。退店を含めると6展示場が拡大する
同社は、「桧家」「パパまるハウス」「レスコハウス」の3つのブランドを持つが、個別にみると、ローコスト住宅「パパまるハウス」は、2019年、千葉県と石川県に出店し北陸エリアへも販売。将来的には関西エリアにまで進出することを検討している。「パパまるハウス」は地方を中心に企画住宅販売を進め、直営で関東・東北を中心に1棟あたり1500万円で提供。ロードサイド等に期間限定でモデルハウスを出店し、常時100棟で営業し、展示期間終了後は販売している。2018年の売上高は142億9200万円で前年比18.7%増、販売棟数は920棟で前年比17.9%と2桁台の伸びとなった。
木造住宅「桧家」は、2019年4月、新潟と山梨県に進出して郊外を中心に企画住宅販売し、直営およびFCを展開している。1棟あたり2200万円で提供。総合展示場を中心にエリア拡大を進め、今後、東海エリアでの他県進出を検討している。
2018年12月期の売上高は、428億1400万円で前年比5.5%増、販売棟数は2216棟で前年比1.3%増となった。「桧家」はフランチャイズ展開もしており、2018年12月期は17FC法人展示場29会場を展開し、FCだけで年間717棟を受注している。2019年は、全国で40会場、年間900棟の施工をめざす。
鉄筋コンクリート住宅「レスコハウス」は関東圏を中心に販売を展開しているが、2018年12月期の売り上げは17億2500万円で、前年比19.6%減。販売棟数は48棟で前年比22.6%減。現在、他県進出の計画は未定。
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