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2009年にスタートした再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づく契約が、今年11月から順次満了を迎える。個人の住宅においても、太陽光発電設備により売電で利益を得るという発想から、必要なエネルギーを自ら創出してむだなく使い、電力会社から購入する電気を極力減らす意識が広がっている。
家づくりの提案で、電力に関する生活者意識の動向や有効な創電を可能にする新しい技術は、工務店にとっても注目だ。
近年、太陽光発電システムを搭載し、省エネルギー性能の高い家づくりを実現するZEHの件数が拡大し、2018年度は新設住宅全体に占める割合が約1割に達したという。にもかかわらず、太陽光発電システムの搭載率は2014年度の22.9%をピークに減少を続け、2017年度は約17.4%にまで低下しているのが現状だ。
太陽光発電システムの設置が進まない原因については、エクソル(本社・京都市)が4月に戸建て住宅に住む25歳以上の人を対象に調査を行った。「設置しない理由」でもっとも多かったのが「高額だから」が20%、「投資分を回収できない」が16%、「経済性なし」が9%で、全体として費用負担を懸念する理由が半数近くを占める結果となった。太陽光発電システムにおいては 「高価格」で「不経済」という負のイメージが依然として強いことが分かる。
こうした中で、同社では「マイクロインバータ」を活用し、太陽電池モジュールを1枚から設置できる住宅用太陽光システムの販売を開始した。社長の鈴木伸一さんは「今後は電力会社に電気を売る時代から、買う電気を減らす時代へと変わってい く」との見方を示し、低価格で狭い屋根にも柔軟に設置できる弊社の提案モデルは、工務店さんが当たり前に『全棟搭載』を実現できるツールになるはず」と話す。
さらに従来のシステムでは、火災時や震災時などに消防隊員らがモジュールとパワーコンディショナーをつなぐ直流配線に誤って接触し感電する事故が発生していたが、直流配線部分が少ないマイクロインバータを採用した同社のシステムはそうした事故のリスクを低減する安全面でも優れたシステムになっている。
エクソルと同様、マイクロインバータを太陽電池モジュール(パネル)とセットで活用する仕組みにより・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 5月20日号』に掲載しています。
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