パロマ(名古屋市)は6月3日、"着衣着火”のリスクと家事負担を軽減するガスビルトインコンロ「AVANCE(アバンセ)」を発売する。
大阪ガス(大阪市)との共同開発により、業界初という新しい安全技術「エリアセンサー」を搭載。これは、調理中にコンロの火を袖口などに引火させてしまう着衣着火やヤケドの事故を少しでも減らそうという試み。
コンロ手前の3カ所にセンサーを配置してあり、手や袖が着火しやすいエリア内に侵入したことを検知すると、音声で知らせるとともに火力を自動で弱め、エリアから離れるとまた元の火力に自動で戻る。
さらに、忙しい共働き世帯に向けて、家事負担を減らす機能を盛り込んだ。天面はフラットで操作も掃除もしやすい「タッチスイッチ」とし、点火の有無や火力をわかりやすく表示することでかがみこむ作業をなくした。
グリルは、専用調理容器「ラ・クック」を使う自動調理モードを搭載。蓋つきなのでグリル庫内が汚れないだけでなく、専用クッキングシートを使えば容器自体をほとんど汚さずに調理できるため、後片付けの手間が減らせる。
5月15日に都内で開催された記者発表会には、俳優でタレントの中尾彬さん・池波志乃さん夫妻が登場。実演を交えながら新型コンロの使用感を語った。
この日はコンロでは肉じゃがを、グリルではフォンダンショコラの温めを体験。「気になるでこぼこがなく、すっきりしたデザイン。タッチスイッチ操作は物足りないくらい簡単。火力が表示されるから、かがむ姿勢が必要ないのもうれしい」(池波志乃さん)。
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