ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は5月14日、2019年3月期の連結決算を発表した。
連結売上高は1000億円を突破し、前期比160.9%の1031憶円となった。経常利益は同109.2%の57億円、当期純利益は同102.0%の34億円となり、売上高、利益ともに堅調に推移し過去最高の実績となった。
柱となる分譲住宅事業は、新規エリアの増加と既存エリアのシェア拡大、回転率の向上により売上が大幅に増え、売上高は前期比150%の732億円、営業利益は105.4%の57億円となった。土地仕入れが好調に進んだ一方で、職人不足により設計部門のキャパシティが足りなくなるなどして生産が遅延し回転率が悪化したため、物件の価格を下げて在庫調整を行い利益率は低下した。2020年3月期は、ITへの投資により内部体制を強化し、仕入れ以上の生産能力を確保して引き続き回転率重視の戦略を図るとした。
2020年3月期の業績予想は、売上高1180億円(前期比14.4%増)、経常利益61億円(5.7%増)、当期純利益38億円(9.8%増)を見込む。
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