芝浦工業大学(東京都港区)デザイン工学科の蘆澤雄亮助教はこのほど、ネストハウス(山口県岩国市)、タグバンガーズ(神奈川県横浜市)と協働で、ハウスメーカー向けタイムライン型顧客管理システム「Scoope(スコープ)」を開発し、運用・販売を開始した。
同システムは、ハウスメーカーが顧客情報や施工の進捗・工程情報などの管理を長期的な観点で行うことを目的に開発したもの。「業務日報を書くプロセス」内に顧客情報の更新を盛り込むことで、「自然動作による顧客情報の管理・更新作業」を実現するほか、顧客情報の更新履歴をタイムライン表示にすることで顧客ごとに「従業員の誰がいつどのような対応をしたか」を分かりやすく示す。さらに、営業活動時の対応にもとづき、顧客が契約締結に至るプロセスにおいて、現在どの状況にいるのかを可視化する。
そのほか、客との長期的な関係性継続を念頭においたポイントカード発行・管理システムや、ログイン後のダッシュボードにリストアップする顧客を従業員毎にカスタマイズする機能、会社としての現在状況を把握するために各種集計をグラフ表示する機能なども搭載する。
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