京セラ(京都市)は4月26日、都内で2019年3月期の通期決算説明会を開催した。
売上高は、前期比3.0%増の1兆6237億円となり二期連続で過去最高を更新した。純利益は、前期比30.4%増の1032億円となった。一方、セグメント別で、住宅関連の生活・環境事業は売上高800億円で前期比23.6%減、利益はマイナス670億円となり二期連続で大きな損失を出した。生活・環境セグメントの中心となるソーラーエネルギー事業の売り上げはピークの半分まで落ち込んだ。今期は自家消費型需要への対応に注力して採算を改善し、来期(2021年3月期)には自家消費向けの新規サービス事業の展開に加え、VPPの事業化など事業領域の拡大により事業を再生し、黒字化を目指すとした。
2020年3月期の業績予想は、売上高が前期比4.7%増の1兆7000億円、純利益が同21.1%増の1250億円を見込む。
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