因幡電機産業(大阪市西区)は、可搬タイプの「業務用・家庭用リチウムイオン蓄電池」を9月から発売する。リン酸鉄を用いたリチウムイオン二次電池を採用し、家庭用電源から2.5時間で95%の急速充電が可能。市場推定価格は100万円前後となる見込み。
新製品は、台湾の半導体・電子部品メーカーPanJitグループと共同で開発。国内では因幡電機産業の自社ブランド「アバニアクト」の製品として販売する。
容量は、2.3kWh。家庭用コンセントから充電するタイプ。充電モードと放電モードを切り替えて使用する。充電しながらの使用も可能。出力は1.5kWで、4口の出力コンセントを備える。ノートパソコンで約20時間、冷蔵庫で約5時間の稼働が可能。
本体前面に、蓄電量を使用可能目安時間とパーセンテージとで表示するパネルを搭載。
大きさは幅330×奥行640×高さ560mm。重さ約82kg。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。