国土交通省は4月25日、地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する2019年度「地域型住宅グリーン化事業」のグループ募集を開始した。
グループの要件は、原則として木造住宅・木造建築物の供給に取り組み、その構成員が(1)原木供給(素材生産事業者・原木市場等)、(2)製材・集成材製造・合板製造、(3)建材流通(木材を扱う事業者)、(4)プレカット加工、(5)設計、(6)施工、(7)木材を扱わない流通、(8)その他(畳、瓦、襖等の住宅資材の供給事業者)により構成されるもの。事業者数は、(1)〜(5)がそれぞれ原則1事業者以上、(6)が5事業者以上。(7)と(8)については、事業者数の要件はなし。
補助対象となる木造住宅・建築物の種類と上限額は、(1)長寿命型(長期優良住宅:木造、新築)=110万円/戸、(2)高度省エネ型(認定低炭素住宅及び性能向上計画認定住宅:木造、新築)=110万円/戸、(3)高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅:木造、新築および改修)=140万円/戸、(4)省エネ改修型(省エネ基準(既存)を満たす住宅:木造、改修)=50万円/戸、(5)優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物:木造、新築)=1万円/m2。
応募期限は5月31日。採択通知発出日は7月10日を予定する。
また、今年度の同事業では、応募できるグループの要件が変更になったことから、事業者向けの説明会を東京で5月13日、大阪で同月14日に開催する。詳細はこちら。
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