せとうちDMO(一般社団法人せとうち観光推進機構)を構成する瀬戸内ブランドコーポレーション(広島市中区)はこのほど、広島県庄原市と観光地域づくりに係る包括連携協定を締結した。同市および地域各団体からなる庄原古民家ステイ推進協議会と共同で、同市内に点在する複数の歴史的古民家をリノベーションした古民家宿泊施設を9月中に開業する。
新たに開業する古民家宿泊施設“Setouchi Cominca Stays(せとうち古民家ステイズ)”「長者屋(ちょうじゃや)」/「不老仙(ふろうせん)」は、美しい田園風景に多数の古民家が残る庄原市郊外で、地域の人々から大切にされてきた建築物。歴史的建築物の利活用と空き家対策の観点から、急増する外国人旅行客をメインターゲットとした宿泊施設へと改修し、高品質な1組限定一棟貸しの宿として、令和元年秋の開業を目指す。
瀬戸内ブランドコーポレーションは、『せとうち古街計画』を策定し、せとうちDMOが活動を行う兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛の7県を対象に、地域の価値向上を目指して埋蔵観光資源の利活用に取り組む。宿ブランド“Setouchi Cominca Stays”はその象徴的取り組みとして位置づけるもので、これまで愛媛県内子町で1号案件を実施している。
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