ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)は4月16日、住宅FPアドバイスを実践する住宅・不動産会社の全国ネットワーク「第8回リライフクラブ全国大会 住宅・不動産業界フォーラム」を開催した。110社250人が参加した。2019年度の本部施策として、「住宅FPマスター」の定義を明確化したうえで、住宅FPマスターのブランディングを進めるほか、教育・研修プログラムの拡充やシミュレーションメニューの追加を実施する。
同社の谷原弘堂執行役員は大会冒頭あいさつにおいて、「リライフクラブは住宅セールスパーソンの教育組織として強化していく」とし、住宅FPマスターそのものの浸透を図っていく方針を示した。現在、住宅FPマスターは全体でグランドマスター4人、1級35人、2級105人、3級2020人に拡大しているという。
大会では、入社1年で年間12棟の成約を達成したリガード(東京都国分寺市)の住宅FPマスターや、資金セミナーを開催して、契約率94%、年間18棟の契約を実現した創家(三重県菰野町)の住宅FPマスターが自身の取り組みを報告した。
住宅FPマスターは知識・情報、コミュニケーションスキル、高い倫理観を兼ね備えた家とお金と暮らし方のアドバイザーと定義。4月16日以後、1級・2級住宅FPマスターを住宅FPマスターに統一し、3級住宅FPマスターを住宅アドバイザーに名称変更する。
住宅と人生計画をシミュレーションする独自ツール「ハイアーFP」に、住宅ローン・税金関連メニューや建て替え・リフォーム・相続関連メニューを6月下旬から順次追加していく予定。
2019年のリライフクラブ加盟社数は730社で、2018年から30社増加している。
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