国土交通省は、建設業の雇用創出を目的に、維持管理やリフォームなど、今後成長が見込まれる分野での新規事業の立ち上げを支援する助成制度を創設する。
新規に技能者や技術者、若年世代を雇い入れ、新たな分野での事業を立ち上げる場合に、1000万円を上限に定額補助を行う。新規雇用費用は1人あたり月額10万円、合計で助成対象経費の半分まで。おおむね100件の事業を選ぶ。
2つ以上の建設業者(建設業許可があり、売上の半分以上が建設関連)が連携して行うことが条件。同事業のために合併する場合も連携体として認められる。連携体には異業者が加わってもよい。また、既存の事業協同組合や協業組合も対象となる。ただし、資本関係のある企業だけの連携は認められない。また、同事業の実施期間終了後も継続して雇用する見込みがなければならない。
事業の公募期間は2月15日から、2月28日まで。これに先立ち、1月12日から事業説明会を全国9ブロックで開催する。4月中旬をめどに対象事業を選定する。
選定された連携体は2012年3月上旬に中間報告書、同12月めどに完了実績報告書などの提出が求められる。
選定事業のうち、当初の見込み以上に成果が上がったものなどを対象に、追加助成も行う。1件あたり500万円程度を限度額に10件を想定している。
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