東京都住宅供給公社(JKK)は、4月20日から新婚世帯等に対し公社住宅の家賃割引や申し込み優先の入居支援を開始する。新婚世帯は入籍後1年未満または婚約している40歳代の世帯が対象となる。
公社住宅の空き家率は市部区部公社住宅全体で3~4%。エレベーターのついていない公社住宅の4階・5階は、高齢者が昇り降りがつらいなどの理由で空き室が増えていることを踏まえ、家賃を下げることで入居率を上げる家賃割引制度「ペアさぽ(愛称)」を開始する。対象住宅は市部の階段室型タイプで21住宅900戸。月あたり平均家賃4万2200円を8500円割引して3万3700円にする。
同公社は、2015年から35歳以下の若者向けの生活応援サポートとして、公社住宅の4階・5階入居への家賃2割割引制度を進めているが、今回は新婚世帯に拡充する。
申し込みについても新婚世帯等を優遇する。具体的には、7日間の優先申込期間を設定する。対象公社住宅は、区部市部含む公社住宅155住宅1800戸になる。
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