国土交通省は4月10日、既存住宅の性能向上や良好なマンション管理に資する優良なリフォームを支援する2019年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の募集を開始した。 また、4月15日から全国9都市で開催する同事業に関する説明会の参加受け付けも開始した。
同事業は、良質な住宅ストックの形成や、若者による既存住宅の取得環境の改善、子育てをしやすい環境の整備等を図るため、既存住宅の長寿命化や省エネ化、三世代同居など複数世帯の同居の実現等に資するリフォームに対する支援を行うもの。戸建住宅、共同住宅とも補助対象となる。
主な事業要件は、(1)リフォーム工事前にインスペクション(建物の現況調査)を実施すること、(2)一定の住宅性能を有するようリフォーム工事を実施すること、(3)リフォーム工事の履歴と維持保全計画を作成すること。
補助対象費用は、性能向上リフォーム工事等に要する費用と、インスペクション、履歴作成、維持保全計画作成等に要する費用。補助率は3分の1、補助限度額はリフォーム工事実施後の住宅性能に応じて100~250万円/戸。三世代同居対応改修工事を実施する場合は50万円/戸を上限に加算する。
交付申請のタイプと期間は、「通年申請タイプ」(事業者登録受付期間=4月10日〜11月29日)、(2)「事前採択タイプ(良好なマンション管理)」(提案受付期間=4月10日~5月17日)、「事前採択タイプ(安心R住宅)」(同=4月10日~5月17日)、(4)「事前採択タイプ(提案型)」(同=4月10日~5月17日)。
詳細はこちら。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。