菊川工業(東京都墨田区)は4月10日、初のショールーム機能を備えたサンプル室「Studio K+(スタジオ・ケー・プラス)」を、千葉県白井市の自社工場内に開設した。
同社がこれまで蓄積してきたノウハウや加工技術、仕上げや新規開発の仕上げを集約・展示したもので、サンプルを参考にしたいという顧客や、アーカイブを作りたいという社内の要望に対応。外部公表が難しい施工事例や技術サンプルの展示、槌目加工の体験コーナーも設置している。デザイン・製作の検討時間短縮と、社内外のコミュニケーションの活発化を目指すとともに、顧客との関係性を強化し、他社との差別化を図るという。
「Studio K+」という名称には、同サンプル室が新しい発想につながる「スタジオ」であってほしいという思いがこめられている。また、同社技術を社名の頭文字「K」に集約させ、未来へ向けた開発を行う工房を「+」と表現。ロゴは、デザインの「ひろがり」を実現する空間であることを表している。
同社は、サンプルや加工体験を通じて金属建材の多様性への理解を深めてもらうとともに、顧客のデザインの選択肢を広げる場として活用していきたいとしている。今後は、展示品の入れ替えや企画展示を行い、同社の魅力を発信していく予定。
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