日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は、「木造住宅の耐震診断に関する調査データ」を30日発表した。
調査データは、同組合会員により、1950年から2000年までに着工された木造在来2階建て以下の建物を対象に、2006年4月1日から2011年6月30日までに実施した耐震診断結果をまとめたもの。
調査によると建築基準法が改正された1981年以前に建てられた建物のうち、現在の耐震診断評点が1・0以下の物件は97・63%あり、これに加えて1981年以降に建てられた建物についても、耐震診断評点1・0を満たさない物件が83・01%にのぼった。
1981年以降の物件は、壁量は足りているものの、壁の配置バランスや建物の劣化によって評価が下がっているのが主な原因だという。
調査データの全文は木耐協のホームページから。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。