大建工業(大阪市)は、同社の耐震天井工法「ダイケンハイブリッド天井 耐震DH18」が、東京都内の公立小学校新校舎に採用されたと発表した。各階の全教室・廊下・職員室・図書室・特別教室など、ほぼ全面に採用されたという。
「ダイケンハイブリッド天井」は、在来天井とシステム天井の良さを”ハイブリッド(融合)”させた耐震天井工法。上階の躯体から吊りハンガーなどを介して設置したメインバーに、クロスバーをワンタッチで差し込み、段差のない同一面の格子を形成、これを下地としてロックウール吸音板「ダイロートン」などを仕上げ材に使用しているという。在来工法天井の耐震化工事と比較して、施工手間が約20~30%削減できるとする。2015年3月に国土交通省告示の特定天井に対応した「特定DH9・DH12」を発売し、2017年7月に特定天井以外に使える3つのグレード「耐震DH18」・「耐震対策DH18B」・「落下低減天井DH」を追加発売。2018年度の販売実績は対前年同期比約2倍と好調に推移している。
同社は、今回の公立小学校の全面耐震化事例をはじめとして、今後、さらなるニーズに応じた製品開発に取り組んでいく。
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