国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は3月29日、建築研究資料「東日本大震災における地震被害を踏まえた吊り天井の基準の整備に資する検討」を公表した。
同資料は、2011年に発生した東日本大震災での天井の脱落等の被害を受け、2011年度建築基準整備促進事業の中で実施された「地震被害を踏まえた非構造部材の基準の整備に資する検討」の内容を記録として残し、共有するために、同検討の報告書を研究用資料として出版するもの。
同資料に示された成果は、2012年以降に実施された基準化に向けた様々な検討や技術的・行政的な追加検討・判断の基礎となったほか、2013年7月及び8月に公布され、2014年4月から施行された「特定天井」に関する改正建築基準法施行令及び関連告示に係る技術情報の根拠として、当時の検討過程を理解するうえでも欠かせない資料となっている。ダウンロードはこちら。
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