国土交通省が3月29日発表した2月の新設住宅着工戸数は、前年同月比4.2%増の7万1966戸だった。貸家は減少したが、持家と分譲住宅が増加したため全体で増加となった。季節調整済み年率換算値は、96.7万戸で前月比10.9%増と大きく増加したが、これは先月が87.2万戸と低水準だったための反動も影響しているとみられる。
利用関係別の実数では、持家が2万1992戸で前年同月比9.9%の増加となった。5カ月連続の増加。貸家は2万7921戸、前年同月比5.1%減となり、6カ月連続の減少となった。民間資金による貸家は21カ月連続で減少が続いている。分譲住宅は2万1190戸、同11.4%の2ケタ増で7カ月連続の増加となった。マンションは9132戸で同10.5%増となり7カ月連続、分譲一戸建住宅も1万1844戸で同12.2%増の3カ月連続の増加となった。なお、一戸建住宅はリーマンショック後で最も高い水準となった。
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