インドのホテルベンチャー会社OYO(オヨ)とヤフーの合弁会社OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPAN (東京都千代田区)は3月28日、賃貸住宅ウェブプラットフォーム「OYO LIFE(オヨ ライフ)」を開始した。サービスとしての賃貸住宅事業の拡大をめざす。ウェブサイト上には東京都心6区を中心に1000物件を揃えている。
同社が提供する賃貸住宅は築20年ほどのマンション、一軒家、シェアハウスの3タイプ。洗濯機、冷蔵庫、掃除機、テーブル、電気ケトル、ハンガー、ゴミ箱、TV、電子レンジ、エアコン、ベッド、デスク、チェア、居室照明器具、ラグ、バスマット、遮光・レースカーテン、タオル、シーツ、キッチン用具、食器、Wi-Fiがすでに部屋についており、すぐに生活を始められる家具付き賃貸住宅が特徴。最短翌日に入居が可能。
最低1カ月以上の入居が条件。年内にも、クーリングオフ(入居3日間以内)ができるようにする予定。
月額家賃はマンション10万~100万円、一軒家30万~100万円、シェアハウス5万~8万円(共益費・清掃費は別途)。敷金・礼金・仲介手数料なし。退去時には清掃経費がかかる。既に1万3000人を超えるユーザーが事前登録しているという。20代30代を中心に単身者が多い。
リアル店舗「OYO Partner不動産」も東京都内に30店舗体制でスタートする。30店舗はパートナー不動産仲介会社で、住宅オーナーの賃貸物件をOYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPANに仲介する。
入居者向けに家事代行サービスやカーシェアリング等のサブスクリプションサービス「OYO PASSPORT」も提供する。入居後1カ月間は、無料で利用することができる。サブスクリプション提供会社は既に200社。サブスクリプション提供会社になっても、年会費や契約フィーは発生しない。
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