国立研究開発法人建築研究所(茨城県つくば市)は3月27日、建築研究資料「宅地擁壁に用いる透水マットの実大排水性能実験」をとりまとめてウェブサイトに掲載した。
同実験は、近年の降雨に関連する状況の変化によって、丘陵地周縁部などで降雨に伴う危険性が増加する危惧を受けて、擁壁用透水マット協会、(公社)全国宅地擁壁技術協会と共同で行ったもの。高さ3m超〜5m以下の宅地擁壁を対象に、宅地擁壁の透水層に透水マットと砂利・砕石等を設ける現状の施工法と、透水マットのみを使用する新しい施工法について、実大規模での排水性能比較実験を実施した。
宅地擁壁の擁壁用透水マットにおける排水性能の確保と安定化に向けた施工仕様検討の資料として活用できる。詳細はこちら。
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