インタースペース(東京都新宿区)は3月26日、同社が運営するママ向け情報サイト「ママスタジアム」にて、子どもがいる母親379人を対象に行った「マイホームに対する意識」調査の結果を発表した。「理想のマイホームは持ち家か賃貸か」を聞いたところ、74.1%が「持ち家」と回答。このうち「戸建ての持ち家(新築注文住宅)」を理想とするママは66%だったが、現実は22.4%とギャップがあることがわかった。一方、家族のライフスタイルに合わせて「賃貸と持ち家を臨機応変に」と考えている人は21.4%だった。
「理想のマイホーム」の立地・環境で重視したいのは、「立地」(69.4%)が最も多く、「商店街・スーパーの有無など買い物環境の良さ」(61.5%)、「日当たりや眺望の良さ」(55.7%)が続いた。また、「学区」を重視する人は半数以上、「保育園・学童に入れそうか」も2割弱となるなど、マイホーム選びの際に子どもの教育環境を重要なポイントと考える人が多いことがわかった。
「理想のマイホーム」で重視するスペック・設備では、「価格」(76.3%)、「収納の多さ」(66.2%)、「耐震性」(62.0%)、「間取り・広さ」(61.5%)が上位となった。
現在の世帯状況を聞いたところ、2割以上が「親との同居・二世帯・近居中」と回答。8割弱は単世帯だが、「将来的に、両親との同居や二世帯・近居について考えている」人は全体の24.5%になった。共働きなどで子育てサポートが必要なためか、若い世代ほど割合が高くなっている。
住宅購入にあたり「いずれかの両親からの援助を受けた」と回答した人は4割以上で、経済的な面からも両親から支援を受けていることがわかった。
調査対象は、子どもがいるママスタジアムユーザー379人。内訳は、10・20代53人、30代221人、40代以上105人。調査は、同社と博報堂こそだて家族研究所が協働して行っている。
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