パナソニック(大阪府門真市)は3月25日、飼育しているペットのニオイが気になったことがある人500人を対象に行った「室内ペットの蓄積臭」をテーマにした意識・実態調査の結果を発表した。それによると、64%が飼育歴が長くなるにつれて家の中のペット臭が「蓄積していると思う」と回答。多くの飼い主が室内ペットの「蓄積臭」を感じていることがわかった。
飼い主たちが感じるニオイについては、「生乾きの衣類のニオイ(21%)」や「公衆トイレの中のニオイ(15%)」などに例える人が多く、不快なものと感じている人が少なくない。特に飼育歴が長い人から「蓄積臭」に関する声が多くあがった。
こうしたペット臭への対策を「やめた時期がある」「したことはあるが、現在は対策していない」と答えた人は約半数の47%にのぼった。やめた理由として最も多かったのが「ペット臭に慣れた」「面倒になった」で、それぞれ47%が回答。「ニオイが取れず諦めた」人も30%いるなど、ニオイの問題を解決しないまま対策をやめてしまった人が多いことがわかる。やめた時期は、飼い始めてから平均「2.4年目」だった。なお、「対策を始めてから現在まで途切れることなく継続している」人は34%で、約3人に1人だった。
ペット臭対策をしたことがある人の自己評価は、平均55点で、対策していても効果に満足していない飼い主が多かった。また、「蓄積臭」を感じている人のうち、「人を家に招いたときにニオイを指摘された」のは26%、「ニオイがついたままの服で外出してしまった」人は22%と、ペットのニオイが原因のトラブルを経験している人も少なくない。周囲を不快にさせないためにも、蓄積したペット臭への普段からのケアが大切だといえる。
調査対象は、現在の室内でのペット飼育歴が1~10年目以上で、ニオイが気になったことがある人500人。
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