一般社団法人パッシブハウス・ジャパン(神奈川県鎌倉市)は3月20日、9回目を迎えるエコハウス・アワード2019の授賞式を博多で開催した。エコハウスアワード最優秀賞は空建築工房の江藤眞理子代表が設計した「熊本パッシブハウス」が受賞した。
多くの応募の中で23作品が一次審査を通過。パッシブハウス部門のエントリーは過去最大数となった。パッシブハウス・ジャパンの森みわ代表理事は、熊本パッシブハウスに対し「全く非の打ちどころのないパッシブハウス設計」と絶賛。空建築工房の江藤眞理子代表は「まずはアワードに出ることが目的だったが、出した後はできれば、受賞したいと思い始めた。本当にうれしい」と授賞の喜びを語った。
受賞は以下の通り。
エコハウスアワード最優秀賞:「熊本パッシブハウス」(年間暖房需要:12.42kWh/m2a)
設計:江藤眞理子(空建築工房)/施工:グリーン住宅
パッシブハウス部門賞:「軽井沢南ヶ丘パッシブハウス」(年間暖房需要:18.8kWh/m2a)
設計:菊地宏子(グローブ)/施工:参創ハウテック
PHJ推奨エコハウスゾーン部門賞:「新本の家」(年間暖房需要:13.19kWh/m2a)
設計:倉敷木材/施工:倉敷木材
意匠賞:「伊賀の家」(年間暖房需要:14.76kWh/m2a)
設計:飯塚豊(i+i設計事務所)/施工:森大建地産
非住宅奨励賞:「鈴らん保育園」(年間暖房需要:21.6kWh/m2a)
設計:八納啓創(G proportionアーキテクツ)/施工:あなぶき実重建設
リノベーション賞:「リビセンエコハウス」(年間暖房需要:42.23kWh/m2a)
設計:東野唯史(ReBuilding Center JAPAN)/施工:スワテック建設
人気賞:「山東美建ゲストハウス」(年間暖房需要:24.14kWh/m2a)
設計:坂本俊久(SiZE)/施工:山東美建
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