国土交通省は3月27日、建設技能者の就業履歴や保有資格を業界横断的に蓄積する「建設キャリアアップシステム」の来年度からの本運用開始に向けて、「建設キャリアアップシステム運営協議会第5回総会」を開催する。主な議題は、(1)2019年度建設キャリアアップシステム事業計画および収支計画、(2)建設キャリアアップシステムの普及促進に向けた取り組みなど。
同省はこれまで、一部の建設現場において「限定運用」を実施するなど、同システムの本運用に向けて準備を進めてきた。建設業界における「処遇改善の基本インフラ」の役割を担うものとして、官民一体での周知・普及を促進し、システムの利用を業界全体に広げていく考え。