LIXIL/旭トステム外装
スパンサイディングS ジオストライプS
旭トステム外装(東京都江東区)の金属外装材「Danサイディング ニュースタンダードシリーズ」の「スパンサイディングS」と「ジオストライプS」は、ガルバリウム鋼板の3倍という耐食性を備える。デザイン面でもこれまでのガルバリウム鋼板にない色や柄を取りそろえ、高性能住宅の外観提案の幅を広げられる製品だ。
※1 2019年3月15日現在、JIS規格複合金属サイディングのメーカー(業界シェア1%以上の8社・合計の業界シェア90%以上)を対象とする当社独自調査。
※2 SGL®、エスジーエル®は日鉄住金鋼板㈱の登録商標です。
塩水を噴霧して、乾燥・湿潤を繰り返すという試験を350サイクル行ったSGL®(写真左)とガルバリウム鋼板(右)。SGL®は耐食性に優れたガルバリウム鋼板よりもさびなどに強い。※無処理材(めっきまで)での比較
外壁は屋根と同じく、劣化が進みやすく、リフォームのきっかけにもなる部位で、強さが求められる。「スパンサイディングS」と「ジオストライプS」に採用された 新素材SGL®(エスジーエル®)は、“次世代ガルバリウム鋼板”ともいわれ、塩水を吹きかけて腐食への耐性を測る試験で、耐食性に優れるガルバリウム鋼板に比べても、腐食による減少量を平均で5分の1、ばらつきを考慮しても3分の1に抑えることができたという。この耐食性の向上により、「赤さび・穴あき15年保証」を実現している。
施工可能エリアも広がった。従来品は海岸から5km以上離れた場所でないと使うことができなかったが、SGL®を使うことで、1kmのエリアまで採用できるようになった。性能はアップしたが、価格は従来品と同じ、1坪あたり約1万6600円のまま。
女性的なデザインにも対応
耐食性だけでなく、カラーバリエーションが豊富なのも魅力のひとつ。これまでガルバリウム鋼板のサイディングは黒やシルバーなどシャープさを生かした男性的なデザインの建物での採用が多かったが、「スパンサイディングS」は、赤やグリーン、 ブルーといったビビットな色からライトブルーやオレンジといった柔らかい色合いまで幅広くカバーする。北欧デザインやポップな外観でも使いやすい。
また、2月発売の「ジオストライプS」は、角度が異なる4つの面が光の反射により、複雑な表情をもたらす。光の角度によっても変化する陰影が外観に深みを与える。長期間使える性能とデザイン対応力を兼ね備えた外装材として、設計の幅を広げるアイテムだ。
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