釜石市、ＬＩＦＵＬＬ、楽天が空き家利活用のモデル運用を開始

　岩手県釜石市と、不動産・住宅情報サイト「ＬＩＦＵＬＬ ＨＯＭＥ‘Ｓ」を提供するＬＩＦＵＬＬ（東京都千代田区）、民泊事業会社である楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹ（東京都千代田区）は、２０１７年１２月に締結した「空き家利活用を通じた地域活性化連携協定」による取り組みの一環として、釜石市内で空き家利活用に関するモデルケースの運用を開始した。

　モデルケースでは、地域おこし協力隊として活動する単身者２人が市内の空き家にルームシェアで住みながら、普段使用しない空室を民泊施設として貸し出し、月々の家賃を補填する。本施設は、４月２日から宿泊可能の予定。宿泊料金は１泊３５００円（税抜）から。楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹが運営する民泊・宿泊予約サイト「Ｖａｃａｔｉｏｎ ＳＴＡＹ」で宿泊予約を受け付ける。

　釜石市とＬＩＦＵＬＬは空き家の選定・入居者の募集・物件の管理・利活用に関するコーディネートを行った。楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹは民泊事業の物件改装の監修や民泊施設の運営についてのノウハウを提供する。

　釜石市内には８００戸を超える空き家がある。