一般社団法人プレハブ建築協会は3月14日、2018年度住宅部会活動報告会を開催し、持続可能な社会の実現を目的とした環境行動計画「エコアクション2020」の進ちょくと中間目標を公表した。2018年度のZEH供給率目標は45%で、達成できる見込み。2017年度は目標35%に対し、実績は37.1%だった。
ZEH要件である強化外皮基準を満たす戸建て住宅提供率は48.1%で、7年間増加傾向。一方、太陽光発電システムの供給率は55.9%と前年と比較し0.6ポイント下がり、再生可能エネルギーの買い取り価格低下の影響で、2013年度から供給率の低下傾向が続いている。
高効率給湯器の普及率は94.4%だった。燃料電池普及率は17.6%と昨年に比較して1.4%下がった。燃料電池が前年を下回ったのは初めてで、頭打ち状態になりつつある。HEMSの供給率は56.8%と増加したが、蓄電池供給率は13.5%と前年比で0.7%減になった。
「エコアクション2020」は同協会が自主的に設定した行動計画で、2019年度のZEH供給率目標は55%、2020年度目標70%と、国の2020年度目標である50%を上回っている。
同協会には、ハウスメーカーを中心に現在、20社が正・準会員となっている。
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