グローバルウェイ(東京都港区)が運営する企業口コミサイト「キャリコネ」は3月13日、「女性社員の働きやすい業界ランキング」を発表した。それによると、1位「水産・農林」、2位「ガラス・土石製品」、3位「医薬品」という結果になった。10位以内には、女性の比率が低い製造業が多くランクインしている。「不動産」は27位、「建設」は31位だった。
2位の「ガラス・土石製品」で評価が高かったTOTOは、女性社員の活躍推進に積極的に取り組むなど、上位の業界では各企業がスキルアップの環境づくりや勤務時間、育児休業取得等に配慮していることがわかった。しかし、1位から10位までの総合評価の差はわずか0.23点であり、業界による差というより、企業による差が大きいといえる。
1985年に男女雇用機会均等法が制定されて以降、女性活躍推進法や改正育児・介護休業法女性活躍が施行されるなど、女性を取り巻く労働環境は改善されつつあるものの、業界・企業の取り組みには温度差が感じられる。
調査対象は、勤務先を評価対象企業に選択した「キャリコネ」女性会員。「労働時間」「やりがい」「ストレス度」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点を業界別に抽出した。
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