すてきナイスグループ(横浜市)は、首都圏物流体制の再構築を進める。首都圏中央連絡自動車道の新設等に伴い、利便性が向上した郊外部の有効活用による物流拠点網の再構築のほか、国産材流通の促進やプレカット、アッセンブル機能等の物流サービス体制の強化を図る。今回、再構築第1弾として新たに「関東物流センター」を埼玉県入間郡越生町に開設した。
首都圏・大都市圏の木材市場周辺では都市化が進み、1990年代には横浜市場、相模原市場を移転。また、木材製材品を競り売りするための陳列や建材・住宅設備機器などのストックヤードのほか、大工の刻み作業に代わるプレカット加工や住宅の建築工程に応じたジャスト・イン・タイムの物流に対応するため、1991年に開設した岡山市場をもって木材市場の新設をやめた。
1990年代後半からは24時間操業が可能な立地等を取得し、プレカット工場にも現場物流にも対応できる総合物流センターを設置する方針へと転換。茨城(茨城県石岡市)、千葉(千葉県君津市)、神奈川(横浜市金沢区)で整備してきた。
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