健康住宅「0宣言の家」を推進する住医学研究会(名古屋市)は、2018年12月から、輻射式冷暖房システム「ecowinHYBRID」の全国代理店となり、1月から会員への提供を開始した。
現在、住医学研究会は全国45会員65拠点のネットワークを持っている。既に「ecowinHYBRID」を住宅や店舗など合計20カ所に設置し、2019年内に100カ所設置をめざす。
輻射式冷暖房システム「ecowinHYBRID」は、遠赤外線で部屋全体を冷暖房するもの。風が直接体に当たらないことや音が静かなことが特徴。エアコンの乾燥した冷気や暖気が苦手なシニア層などでの採用が増えているという。
同研究会の日下部隆久事務局長は、「以前から輻射式冷暖房システムが健康に良い点はわかっていたが、高価格であったため、会員に薦めづらかった。ecowin HYBRIDは従来の輻射システムの3分の1から4分の1の価格で、安心して会員に提供できる」と語る。
住宅だけでなく、店舗、病院クリニック、老人施設、保育園、学校、体育館、ホテル、工場などからの引き合いも多数あるといい、同研究会では、健康住宅のノウハウと共に総合的な空間提案として展開している。新しい市場への事業展開の足掛かりにもなるとし、2019年は学校や病院など非住宅への提供を積極的に進めていく方針だ。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。