国土交通省は、高齢者の住み替えやリフォームを促進するために、2019年度に先導的な取り組みを支援する「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」を実施する。補助対象は建設・取得を含む工事費の10分の1、改修工事費3分の1、技術検証費の3分の2。
同事業は、高齢者や障害者、子育て世帯などが暮らしやすい住環境を整備するため、先導的な取り組みを公募し支援するもの。取り組みの内容ごとに、課題提案型と事業者提案型、事業育成型の3タイプに分けて、支援対象の事業を公募する。
課題提案型では、国が設定したテーマに沿って提案を募集する。具体的には、IoTなどによる低コストで効果的な見守りが行われる高齢者向け住宅や多様な世帯の交流や支え合いを促す地域交流拠点(共同リビング、こども食堂等)、早めの住み替えやリフォームの相談機能、子育て支援施設や多世代交流拠点、シニアオフィス整備などが対象になる。
事業者提案型では、事業者が事業テーマを提案して行う先導的な取り組みを支援する。
事業育成型では、住環境整備事業の事業化に向けた調査・検討を支援する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。