ライフデザイン・カバヤ(岡山市)が運営するFCネットワークの日本CLT技術研究所(同)は、CLTを用いた三陽機器(岡山県浅口郡)社員寮を2月に岡山県に完成し、このほど完成見学会を開催した。同物件は、同研究所が大学教育機関、民間企業数社らと共同開発したCLTのオリジナル構法「LC-core構法」を用いた初の物件となる。
岡山県産の木材を使用し、プライバシーに配慮した個室スペースと交流の場となる共有スペースで構成され、木の香りやぬくもりが感じられる空間となっている。2階北側では最大1.5mの持ち出しを行っており、玄関庇と2階空間の有効活用を兼ねている。三陽機器では、働き方改革の一環として今回老朽化した社員寮の建て替えを実施。福利厚生を充実させ、社員満足度と企業イメージの向上を図るという。
同物件は、2018年度「岡山県CLT等利用促進支援事業」に採択されている。
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