東京ガス(東京都港区)都市生活研究所は、防犯に関する意識調査の結果をまとめた都市生活レポート「あたりまえの毎日を続けるために~自宅の防犯に関する意識と実態~」を3月に発行した。それによると、「自宅の防犯対策を行っている(あてはまる、ややあてはまる)」と回答した人は約3割にとどまっていることがわかった。
外出時に自宅のことで不安になることが「よくある」「たまにある」人は全体の約2~3割で、「玄関の鍵のかけ忘れ」や「冷暖房器具の消し忘れ」、「窓の閉め忘れ」などに不安を感じていると回答。このうち自宅の防犯対策を行っている人は34.7%で、不安を感じている人でも6割以上が対策を行っていないことがわかった。
男女別でみると、外出時に自宅の様子が不安になるのは男性が3割弱なのに対し、女性は4割弱と約10ポイント高いことがわかった。また、「ガスの消し忘れを確認でき、スマートフォンに通知してくれるサービス」に女性の約6割、男性の約5割が魅力的と回答するなど、さまざまな安心・防犯サービスに対して女性の方が魅力を感じる割合が高くなっている。
調査対象は、首都圏1都3県在住の20歳以上の男女1200人。
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