『新建ハウジング タブロイド版 』
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古民家の解体工事などで発生する廃材を“古木(こぼく)”と名付けて再利用し、店舗などの新築やリノベーションに生かす山翠舎(長野市)は、全国の工務店などを対象とする「古木ネットワーク」を4月中に立ち上げる。加盟店方式を採用し、品質管理を含む古木の安定供給から設計・施工ノウハウの提供、人材育成までをワンストップで行う。工務店の“非住宅”分野進出を後押しする一手として注目だ。
同社では、古民家の解体工事の現場などから入手する廃材(古材)の中でも、再利用が可能な上質なものを、人々の想いや愛着がこもった「古木」と定義、2018年3月には商標登録している。
古木の流通事業を2004年に開始した後、2009年には、自社の古木を活用した店舗の設計・施工もスタート。2013年からは自ら古民家の移築再生事業も手掛ける。工事の受注や古木の販売事業が安定してきたことから2015年には、「古木を扱う拠点としては国内最大級の規模」(同社社長・山上浩明さん)という工場兼倉庫を長野県大町市内の面積2300坪の敷地に開設した。
設計・施工実績は400件以上
デザイン性の高い店舗づくりで知られる米国の大手コーヒーチェーンが国内の店のカウンターやテーブルなどの一部に使用する部材(古木)の納入実績は150店に及ぶ。また、スタート当初、年間数件程度だった古木を生かした店舗設計・施工の受注は、3年目に約30件、5年目には約60件まで増加。これまでに首都圏や地方の主要都市を中心に400件以上を手掛けた。
山上さんは「新設住宅着工戸数の減少など市場の縮小が見通され、工務店にとって住宅以外の(事業の)柱を持つことが経営的な課題になる中、店舗などのリノベーションの分野に進出したいが、実績や経験がないといった理由で踏み込めない工務店も多い」と指摘。新たに立ち上げるネットワークでは・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 3月10日号』に掲載しています。
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