パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)は、「人の健康」に着目した建物評価指標「WELL認証」を開発したデロス社(米国)の中国法人であるデロス中国(北京市)と、中国の「くらし空間」における健康環境の研究・実証を共同で推進することについて、戦略的提携を締結した。
実証実験は、デロス中国が北京市内に開設する「ウェルリビングラボ中国」に、パナソニック製品を導入した専用の研究室を設置して行うという。パナソニックは、空気質環境や光環境など空間が人に与える影響に関する豊富な知見を基礎とし、そこにWELL認証のコンセプトを取り入れた新たな「くらし空間」を提案。その効果をデロス中国と協力して実証していくとする。
WELL認証は、「空気質」「光」「水質」「快適さ」「心」など複数の項目で評価を行う。パナソニックは、デロス社がメイヨー・クリニックと共同設立した「ウェルリビングラボ米国」の創設メンバーの1社として2017年からWELL認証への取り組みを開始しており、今回の協業によりデロス社との連携をさらに深めていくとする。
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