林野庁は6月17日、平成21年の木材需給表のうち用材部門を取りまとめ、公表した。自給率は3.8ポイント上昇して、27.8%となった。
総需要量は6321万m3で、18.9%減少。木造住宅の新設着工戸数や紙の生産量の減少などから、前年に比べて製材用材が13.4%減、合板用材が20.5%減、パルプ・チップ用材が23.4%減と、それぞれ減少したため。
国内生産量は、7年ぶりに減少し1758万7000m3で6.1%減だったが、輸入量が4562万2000m3で23.0%減と大幅な減少となったため、自給率は上昇した。