SUVACO(スバコ、東京都港区)は3月6日、同社が運営する家づくりマッチングサービス「SUVACO」に登録している建築家など専門家131人を対象に行った「住まいづくりに関するアンケート」の結果を発表した。それによると、リフォーム・リノベーションや注文住宅の相談者が当初希望していた家と、実際にできた家は「異なることがある」と75.5%が回答していることがわかった。これは、一般の人が「自分たちが本当に望んでいる住まい」をきちんと言語化できていないためと考えられる。
相談者とのやり取りでは、66.4%が「困ったことがある」と回答。「予算と要望が合わない」「意見が何度も変わり仕様等が決まらない」「ネットなどの情報に振り回される」などが具体例として挙げられた。
「どのような家に住みたいのかが分からなくて迷子になっている人(住宅迷子)」については77.9%が「いる」と回答。「予算の具体的な額を把握していない(47.3%)」「要望が多い(45%)」「自分が住みたい家が具体的にイメージできていない(40.5%)」といった特徴があると指摘している。こうした「住宅迷子」に対しては、ヒアリングなどでコミュニケーションを密にするほか、写真や事例などから希望するイメージを探るといったサポートを行っていることがわかった。
同社は「住宅迷子」になったとき、話をよく聞いて潜在的なニーズをくみとり、形にできる専門家の存在が重要だとしている。
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