不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)はこのほど、「消費税増税前の住宅購入意向」調査を実施し、その結果を発表した。「10月の消費税増税の前に住宅を購入したいか」を尋ねたところ、51.9%が「8%のうちに購入したい」と回答した。
「住宅を購入するなら今が買い時だと思うか」については、全体の57.9%が「(今が買い時だと)思う」と回答。消費税増税前に住宅を購入したいと回答した人では「思う」が8割を超えた一方、増税前の購入にこだわらないと回答した人では「思う」が3割程度にとどまった。
今が買い時だと思う理由としては、「消費税8%で購入できるから」(56.0%)と答えた人が最も多かった。次いで、「住宅ローン金利が安いから」(54.4%)、「税制優遇があるから」(24.9%)となった。今が買い時だと思わない理由としては、「消費税増税後に住宅価格が下がると思うから」(34.9%)が最多。「良い物件が少ないと思うから」(32.6%)、「住宅価格が上昇しているから」(30.9%)と続いた。
「消費税増税後の住宅価格はどうなると思うか」については、「変わらない」が43.5%、「上がる」が32.5%、「下がる」が24.0%だった。「消費税増税後の住宅ローン金利」については、「変わらない」(51.9%)と考える人が半数を超えた。
消費税増税による住宅取得者の負担を軽減する制度である「すまい給付金」を「知っている」と回答した人は35.8%、住宅ローン減税の期間が延長される予定であることを「知っている」と回答した人は46.6%だった。
調査期間は1月11日~15日。住宅購入を検討している20代~40代の男女416人を対象に、インターネットリサーチを行った。
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