LIXIL(東京都千代田区)は4月1日、新開発のスマートロック(電気錠)システムを標準搭載した「玄関ドアDA」「玄関ドアDA防火戸」と、スマホ操作が可能な窓シャッター「スマート電動」「電動」をTOSTEMブランドから発売する。
2019年の新商品は「IoTで住まいをもっと心地よく」がテーマ。「いずれIoT住宅があたり前になる時代が来る」としながらも、現時点では住まい手の関心度に差があるため「IoTにつなげるかどうかを選択できる建材」として今回の商品を開発したという。
「玄関ドアDA」「玄関ドアDA防火戸」には、防犯性・利便性を高める新しい電気錠として「FamiLock(ファミロック)」を標準装備。
従来は購入時にカードキーまたはリモコンキーを選択する必要があったが、ファミロックは家族それぞれの好み・使い勝手や子どもの成長にあわせて、スマートフォン、リモコンキー、カードキー、手動キーの4種類のカギを使い分けることができる。
また、専用アプリをダウンロードしたスマホやリモコンキーがバッグやポケットに入っていれば、玄関ドアのボタンを押すだけで施解錠が可能。スマホで施解錠履歴をみることができるため、カギを閉めたかどうかの確認、子どもが帰宅したどうかの確認にも使える。
さらに、同社が昨年発売した「IoTホームリンクLifeAssist」との連携で、スマートスピーカーによる音声操作、パナソニック製「ドアホン」を通じて外出先からの来客対応なども可能になるとする。
全21色17デザイン。34万5000円〜。
IoTで住まいをもっと心地よくするもう1つの新商品は住宅用窓シャッター「スマート電動」「電動」で、スマホをリモコンとして使えるのが最大の特徴。
電動シャッターは、住まい手のニーズ・満足度は高いものの、実際の採用比率は低いという。同社は、プロユーザーにとっての扱いにくさが課題になっていたとし、配線工事を不要にし、手間がかかる初期設定をワンタッチでできるようにした。さらに、従来14種類あったリモコンを2種類に絞り、デザインもシンプルにした。
こちらも「IoTホームリンクLifeAssist」との連携により、家じゅうのシャッターを一斉操作したり、外出先からの操作が可能になる。
新築用、リフォーム用をラインアップ。参考価格「スマート電動」標準タイプが33万2900円(サーモスLシャッター付引違い窓16520[W1690xH2030]の場合)。発売日は東日本が4月1日、西日本が6月1日。
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