旭化成ホームズ(東京都千代田区)は、同社が供給する賃貸住宅 「ヘーベルメゾン」の入居者の防災力を高めるアイテムをパッケージ化した設備仕様「へーベルメゾン・防災パッケージ」の販売を開始した。
共用部のエントランスの一画を「防災ステーション」とし、大型の防災備品をストックした「防災備品倉庫」や「非常用電源」、情報途絶が起きないように「防災サイネージ」の設置を提案する。太陽光発電パネルと蓄電池で停電時の電源を確保し、電力が途絶しても共用廊下や「防災ステーション」ではあかりが灯る。入居者同士が一定期間を過ごすことができ、地震警報などが配信される「防災サイネージ」は テレビも視聴できるため情報途絶を防ぐ。
室内専有部には、通電火災を防止する「感震ユニット付分電盤」や玄関に「非常用照明」を設置。また、家具転倒を防ぐため、家具固定が可能な壁面や家具類を収納する「集中収納」を設けるほか、各家庭での備蓄を促す「パントリー」の設置も提案している。
同社が、へーベルメゾンの入居者に行った「防災に関する意識調査」では、99.6%が賃貸住宅でも「災害に対する強さ」が重要と回答。それを受け、今回のパッケージ販売にいたった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。