一般社団法人住宅生産団体連合会(住団連、東京都千代田区)は2月28日、会員各社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、住宅市場の業況感(対前四半期実績・今期見通し)を調べた2018年度第4回「住宅業況調査」(2018年10〜12月)の結果を発表した。
戸建て注文住宅の受注実績指数は、棟数が−8ポイント、金額が+5ポイントとなり、棟数はマイナスに転じ、金額はプラスを継続した。今期(1〜3月)の見通しは、棟数が+36ポイント、金額が+18ポイントと5四半期連続のプラスとなった。
1棟当たりの床面積の実績指数は+3ポイントとなり、前四半期に続いて微増を継続した。今期の見通しは+7ポイントで5四半期連続のプラスとなった。
見学会、イベント等への来場者数(割合)は、前四半期に比べて「増加」したという回答が5ポイント増の31%、「減少」したという回答が3ポイント減の21%となり、若干の回復を示した。
また、引き合い件数は、「増加」が5ポイント増の21%、「減少」が4ポイント減の21%となり、前回の減少傾向から若干の回復傾向に転じた。土地情報の取得件数は、「増加」が前四半期並みの15%、「減少」が4ポイント減の19%となり、大きな変化はなかった。
消費者の購買意欲については、前四半期に比べて「増加」したという回答が5ポイント増の9%、「減少」したという回答が6ポイント減の30%となり、若干の回復傾向となったものの、依然として低調だった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。