国土交通省が2月28日発表した1月の新設住宅着工戸数は、前年同月比1.1%増の6万7087戸だった。貸家は減少したが、持家と分譲住宅が増加したため全体で増加となった。季節調整済み年率換算値は、87.2万戸で前月比9.3%減となり4カ月ぶりに減少した。80万戸台は昨年1月の86.2万戸以来1年ぶり。
利用関係別の実数では、持家が2万925戸で前年同月比3.3%の増加となった。4カ月連続の増加。貸家は2万4776戸、前年同月比12.3%減となり、5カ月連続の減少。分譲住宅は2万911戸、同19.8%の2ケタ増で6カ月連続の増加となった。マンションは9368戸で同43.6%増となり6カ月連続、一戸建住宅は1万1190戸で2カ月連続の増加となった。分譲住宅の大幅増は、昨年1月にマンションが大きく落ち込んだための反動減が一因とみられる。
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