(財)土地総合研究所は、3カ月おきに実施している不動産業況調査について、今年7月に実施した調査結果を発表した。
現在の経営状況について、ビル賃貸業がマイナス36・5ポイント、不動産流通業(住宅地)がマイナス23・2ポイント、不動産流通業(商業地)がマイナス16・7ポイントと依然マイナスが続いているのに対し、住宅・宅地分譲業はプラス8・3ポイントと、2007年7月の調査以来4年ぶりにプラスに転じた。
自由回答では、「震災後、一時的に来場者が落ち込んだが、徐々に回復基調。来場数・検討度合ともに堅調に推移している」(首都圏、首都圏外)「高額物件は苦戦しているがファミリー向けは堅調」(首都圏)などがあった。
3ヵ月後の見通しも11・1ポイントのプラスで、状況はさらによくなるとの見通しが多いという。
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