LIXIL(東京都千代田区)は、同社が運営するLIXILギャラリー大阪会場にて、3月8日から5月21日まで「台所見聞録-人と暮らしの万華鏡-」を開催する。
同展では、建築家と研究者による「台所」の調査研究を見聞録に見立て、再現模型や図版、日本の家政書など約90点の資料を展示。世界の伝統的な台所と近代日本における台所改革の様子から、人々の求めてきた理想の台所像を再考する。
建築家・宮崎玲子氏が50カ国以上で行った台所調査をもとに制作した再現模型からは、台所の配置や動線、気候風土にあった家の構造、素材、暮らしぶりを確認できる。また、各国の特徴的な台所空間を、同氏が描いたイラストとともに解説する。
日本の近代台所の進化や変遷を、当時の文献や1950年代の公団用ステンレス深絞り流し台を通して体感できるほか、欧米・日本の建築家らの挑戦や試みについても紹介する。
関連イベントとして、4月14日に講演会「近代の暮らしを変えた、台所の世界」を開催する。
東京会場の会期は、6月6日から8月24日。
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