DTS(東京都中央区)は2月26日、住空間プレゼンテーションCAD「Walk in home(ウォークインホーム)」に、京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授が開発した地震時の住宅倒壊過程をシミュレートする数値解析ソフトウエア「wallstat(ウォールスタット)」を新たなオプション機能として追加して販売開始した。
「Walk in home」と「wallstat」の連携により、雑壁・端部情報・水平構面などの構造情報を「Walk in home」の画面から直接入力・修正できるようになる。これにより、従来の「wallstat」上での入力・修正時と比較して、作業量・作業時間が半分以下に短縮され、施主への提案時に耐震性能の見える化が簡単に行えるようになる。
また、プレゼンテーション時に外観や設計図面からでは伝わりにくい耐震性能を、視覚的に分かりやすく施主に提案することが可能になる。同一間取りで異なる耐震性能の住宅や、在来工法と金物工法での住宅の損傷状況・倒壊過程を比較することで、施主が直感的に耐震性能の重要性を理解できるようになる。
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