大建工業(大阪市北区)は2月25日、伊藤忠商事(東京都港区)の連結子会社でカナダ・ブリティッシュコロンビア州の単板工場であるCIPA Lumber Co.Ltd.(CIPA社)と、米国ワシントン州のLVL(単板積層材)工場であるPACIFIC WOODTECH CORPORATION(PWT社)のそれぞれ51%の株式を取得し、子会社化することを同日開催の取締役会で決議したと発表した。株式譲渡は4月上旬を予定する。
同社は昨年9月、海外での素材・建材事業等の強化と国内外での事業拡大を目的に、伊藤忠商事と資本業務提携を締結。今回の北米での共同事業展開は、CIPA社とPWT社の更なる事業拡大と生産性改善による利益拡大に向けて製造面、開発面を強化したい伊藤忠と、海外事業拡大に向けた新たな商材の獲得と新たな市場への進出の検討を進めていた大建工業の方針が一致して実現した。
大建工業はLVLを新たな商材として、成長が期待される北米市場への進出を実現する。今後、これらの事業を同市場攻略の拠点とし、積極的な事業展開を行なう考え。
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