GERMAN HOUSE Corporation(埼玉県川口市)は、2月に60分耐火構造認定を受けた外張り木繊維断熱材「ECO断ウォール」60mmを発売した。
60分準耐火の「ECO断ウォール」40mmの幅を厚くし、耐火性能をあげた。今回は構造用合板の上に「ECO断ウォール」、モルタル仕上げでの60分耐火認定を取得。CLTの上に「ECO断ウォール」、モルタル仕上げでの60分耐火認定も取得する予定。2004年に日本で初めて木繊維断熱材として防火認定を取得。以降、14種にわたる防火認定を取得し、着実に安全性を確保してきた実績がある。
耐火構造の場合、非損傷性(火災終了後に、建築物が倒壊してはならない)や遮熱性(非加熱 面において可燃物が燃焼してはならない)、遮炎性(非加熱面へ亀裂等により火炎が生じてはならない)という性能が要求される。800度の窯の中で60分間火を燃やし続け、さらに火種が残ったまま6時間放置しても、ECO断ウォールの下の構造用合板は燃えなかった。
「断熱性能の高いECO断ウォールが、さらに耐火性能が上がったことで汎用性が高まった」と同社の松岡浩正社長は語る。
木繊維断熱材ECOボードを標準搭載した高性能住宅ジャーマンハウスを全国展開しており、現在、ECOボードは年間300棟分を販売している。60分耐火認定の木繊維断熱材の販売を強化し、非住宅分野も含め、2019年は年間500棟分の提供をめざす。
3月26日には、ECOボードのドイツ製造メーカーによる講演会が名古屋コンベンションホールで開催される。
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