中国木材(広島県呉市)とカネシン(東京都葛飾区)は無垢材を使いコストを抑えた金物工法を開発した。
新工法の名称は「D-HJS」。両社はこれまで、中国木材の異樹種混合集成材「ハイブリッド・ビーム」を横架材に使った金物工法「HJS」を展開してきたが、新工法では横架材を中国木材のベイマツ横架材「ドライ・ビーム」を使った仕様とした。これにより、一般的な集成材を使った金物工法に比べ、横架材分で10%程度の削減ができるという。
金物には「HJS」と同じカネシンのプレセッターを使用。このため新工法に対応できるプレカット工場は既に約50工場あり、全国で迅速な対応が可能。対応工場は今後も拡充していく方針という。
在来工法との併用も可能。在来工法に比べ工期短縮効果も期待できるとし、在来工法を採用している工務店などに積極的に提案していく。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。